自己紹介

このサイトは、モハーチ・ゲルゲイ(大阪大学・人間科学研究科)の研究などについて紹介するものです。基本的には英語で、たまにはハンガリー語と日本語を交えて作成するつもりです。そのため文字化けや分かりにくいことがたくさんあることをまずはご了承ください。もしくは下記までお問い合わせください: mohacska [at] me [dot] com


モハーチ  ゲルゲイ
Mohácsi Gergely

助教
人間科学研究科
大阪大学


研究内容紹介

日本を主な調査地として、病気をめぐる文化、身体、科学技術との相互作用を研究しています。病院、実験室、患者会など、多種多様な医療現場において2003年からフォールドワークを積み重ねることにより、慢性病の増加に伴う身体感覚の変容について探求してきた。またここ最近は、調査範囲をハンガリーと東アジアに広げて、薬用植物の栽培および研究開発を調べ始めています。創薬に焦点をあてることで、未来を生み出そうとする多様な実践に内在する人間および動植物の共生を描き出し、また伝統医療と近代医療との交差から見えてくる、比較方法の新たな可能性を探ります。 .

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所属学会

  • 日本文化人類学会
  • 日本科学社会学会
  • American Anthropological Association (AAA)
  • Anthropology of Japan in Japan (AJJ)
  • Society for Social Studies of Science (4S)
  • 北海道社会学会
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近年の論文・著作

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2017「薬物効果のループ—西ハンガリーにおける臨床試験の現場から」『文化人類学』81(4):614–631、2017。

2016 (今井貴代子と共著)「共生と多文­—比較の展望」『未来共生学』第3号:11­­–30。

2015 (with Morita Atsuro) “Acting with Non-human Entities.” NatureCulture 3:1–6.

2014 (ed.) Ecologies of Care: Innovations through Technologies, Collectives and the Senses. Readings in Multicultural Innovation, Vol. 4., 359 pp. Osaka: Doctoral Program for Multicultural Innovation.

2014 “We Always Connect With Worlds: Japanese Drugs, Hungarian Bodies and The Effects of Comparison.” In Ecologies of Care: Innovations through Technologies, Collectives and the Senses. Readings in Multicultural Innovation, Vol. 4. Gergely Mohácsi ed., pp. 257–272. Osaka: Doctoral Program for Multicultural Innovation, 2014.

2013The Adiponectin Assemblage: An Anthropological Perspective on Pharmacogenomics in Japan.” East Asian Science and Technology Studies 7(2):261–281.

2013 (with Morita Atsuro) “Translations on the Move: A Review Essay.” NatureCulture 2:6-22, 2013; 仏語訳にはここをご参照: “Traductions en Mouvement: Circulations conceptuelles entre pratiques anthropologiques et pratiques indigenes.” Revue d’Anthropologie des Connaissances 9(4):409–428, 2015.

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近年の学会発表など

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2017 March 3, “From a Metabolic Point of View: Six Notes on Eating (Folding) Together” —Paper presented at the 4th Kyosei Studies Colloquium On Viveiros de Castro, Metaphysics and Anthropology, Osaka University.

2016 September 16,“Worlding with the Metabolism: Or how to “put” Japanese medications into Hungarian bodies?”—Paper presented at the International Workshop Organic Metaphors in Technoscience, University of Amsterdam.

2015 October 10,「薬物効果のループ—西ハンガリーの治験施設支援機関の事例から」病・医療・生物医学(招待セッション)『科学社会学会第4回年次大会』東京大学。

2015 September 29, “Pharmaceutical Gardens: On scaling life and anthropology through bioprospecting medicinal plants in Vietnam” ―Paper presented the invited session Human Scales and Subjectivities at Tsukuba Science Week, Tsukuba University.

2015 July 17, “Herbal Dimensions: Cultivating, collecting and screening medicinal plants in Vietnam”—Paper presented at the International Conference of the International Union of Anthropological and Ethnological Sciences (IUAES), Bangkok.

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研究プロジェクト・共同研究など

①  Technologies of Difference: A Post-plural Anthropology of Diabetes in Japan  (博論)

慢性病治療のさまざまな人工物との遭遇に目を向けると、感性と論理の相互作用が、生物学の数値と人間の価値観の連続体を成すことが見えてくる。こうした医療実践そのものにおける主体と客体の差異化は、近年の医療/人類学と科学技術社会論の境界領域で行われる有意義な対話の主なテーマとなった。本研究はこうした理論的な枠組みに立脚し、医療技術の「ユーザー」として現れる糖尿病の患者を中心に、文化と技術のインターフェイスに位置している存在を総括することを志す。この試みの主な目的は、糖尿病治療の実践で用いられる多種多様なテクノロジーに焦点を当てることで、今日の日本社会において正常と異常の生物学的差異化の文化的相違との関係はどのように技術的に媒介されているのかを明らかにするということである。慢性病と長期にわたって付きあわざるを得ないという状況が、医療技術が分散するロジックをとおして、自らの身体感覚に意識を向け、さらに他の人間との関係性を生成しているきっかけともなる。過去2年間、こうした論理と感性との社会=技術的相互作用に重点をおいて考察を進めてきた。具体的には、(1)食事療法及び(2)臨床試験の二つの事例をつうじて、社会技術的通約化(technosocial commensuration)という分析概念を展開し、論理と感性の総合的な研究の形成に対して、「比較の学問」である人類学の視点から調査研究を行った。

②『糖尿病の臨床試験に関する比較民族学的研究』課題番号22820056(個人研究)

③『人類学の方法/対象としての比較の再検討』課題番号20436596(共同研究)

④『「再帰性」思考と実践の多様性に関する人類学的研究』課題番号10298747(共同研究)

⑤『医薬化に伴う生の変容に関する人類学的研究』課題番号16H03530(共同研究)

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その他 研究紹介URL: